損保ジャパンの新卒・転職者の採用状況|事業内容と将来性について

損保

(画像出典:wikimedia commons, 特命がかりの青島,損保ジャパン大阪ビルを撮影)

(本ページはプロモーションが含まれています。該当するサービスには、【PR】と表記しております)

 

この記事では、損保ジャパンに就職・転職をしたい人に必要な、

  1. 採用状況
  2. 業績と事業内容
  3. 今後どうなるのか?

の3点について解説していきます。

 

1、損保ジャパンの採用状況

(1)新卒採用

損保ジャパンの過去の採用実績は以下の通りです。

 

16年入社 17年 18年 19年
男性(大卒・修士) 109 120 147 74
女性(大卒・修士) 644 726 514 180
合計 753 846 661 254

(参考:就職四季報 2016〜2021年)

 

①海外への転勤もあるグローバル、②国内の転勤のあるワイドエリア、③転居の伴う転勤のないエリア、の3種類の職種での募集がされています。

女性が多いのは、③の採用が多いからだと思われます。

ただ、17年度入社の採用数が846名とかなり多かったですが、AIやRPAなどの事務の自動化技術が進んでいることもあるからか、採用数が大きく減少傾向にあり、19年度は264名までグッと縮小してきています。

 

主な採用実績校

東大 一橋大 東工大 筑波大
横国大 早大 慶大 明治大
立教大 中央大 青学大 日本女子大
東京女子大 成蹊大 東京理科大 学習院大
上智大 法政大 名古屋大 南山大
神戸大 大阪大 京大 同志社大
関西学院大 関西大 立命館大 京都女子大

など、合計校数の記載なし

(参考:就職四季報21年度版)

 

インターンシップ

また、損保ジャパンではインターンシップを募集しています。

 

損保ジャパンのインターンシップはこちら

 

(2)中途採用

損保ジャパンの中途採用は、全域型の募集はなく、地域型や契約社員での募集がされています。

なので、他の損保会社の総合職からの転職は、ちょっと難しいと言えますね。

(参考:損保ジャパン 採用情報)

 

 

 

 

2、損保ジャパンの事業の現状

損保ジャパンは、持株会社(SOMPOホールディングス)にぶら下がっている会社という位置付けとなっています。

それで、持株会社全体で2010年以降の売上高、営業利益の推移を見ると、2010年の2兆円台から3兆円台の後半にまで売り上げ(経常収益)が増加、利益(経常利益)は2010年に赤字になった以外は、特に2013年以降は2,000億円前後と安定しています。

 

SOMPOホールディングスの売上推移

(参考:SOMPOホールディングス 決算短信)

 

さらにを傘下の会社別に見ると、損保ジャパンは全体の6割程度の売上を上げていることがわかります。損保ジャパンが中核会社という位置付けになっていますね。

 

ただ、国内の大手企業の多くは、日本市場だけでは成長が見込めないため、この数年海外の企業を買収することで売り上げを伸ばしてきました。

SOMPOホールディングスも、海外企業の買収を通じて売り上げを拡大してきたわけですね。

 

SOMPOホールディングスの会社別売上構成

(参考:SOMPOホールディングス 決算短信)

 

3、損保ジャパンの10年後はどうなる?将来性はあるのか?

損保ジャパンは国内マーケットを相手にしているわけですが、日本の人口はすでに減少し始めているため、海外企業の買収を行う親会社(SOMPOホールディングス)と、国内市場での売り上げの維持を目指す子会社(損保ジャパン)とでキャリアが大きく変わっていくでしょう。

 

生損保の業界は、企業や個人が存続する限り、一度契約すればずっと保険料収入が入ってくる商売ですから、かなり安定している業界ではあります。

ですが、これがずっと続くわけではありません。気になるポイントをいくつか挙げていきます。

 

1、自動運転になると自動車保険は?

現在の損保ジャパンの売り上げに占める自動車保険の割合は、自賠責も含めると57%となっています。

 

損保ジャパンの保険種別売上

(参考:MS&ADホールディングス 決算短信)

 

自動運転技術が進めば、事故に遭うリスクも減りますし、保険料の引き下げも起こるでしょう。現在でも走行距離に応じて保険料が安くなる仕組みがありますから、さらに引き下げが進むものと予想されます。

また、運転手が必要ないため、格安でタクシー会社を運営する企業も出てきます。

タクシー料金に占める人件費の割合は、5割以上と言われていますので、単純計算すれば半額程度でタクシーが利用できるようになるわけです。

 

ということは、

  • 自動車を保有する個人や世帯が減少するので、契約者数が減る
  • 事業者単位での契約となるため、保険料の値引き競争が起こる

といったことが起こる可能性があります。

 

自動車保険そのものはなくならないとは思いますが、その市場規模は、現在の状況から大きく変わってくるでしょう。

 

2、新型コロナの影響は?

今年の2月ごろから国内で本格化した新型コロナウイルス ですが、飲食店やホテル、観光業などを中心に大きく影響が出ました。

では、損保ジャパンではどうだったのかというと、2019年度は影響は少なかったようで、2020年度も純利益ベースで0〜300億円程度と見込んでおり、さほど経営的な影響はなさそうに見えます。

 

しかし、問題はこれからです。

新型コロナのワクチンは、最低でも1年〜1年半程度はかかると見られており、それまでに会社が持たない業界はいくらでも出てきます。

 

例えば、世界中の航空会社が破綻の危機にありますが、これらの会社が倒産すれば、航空保険収入にも大きく影響が出てくるでしょう。

(参考:ブルームバーグ「ボーイングCEO:年内に経営破綻する米航空会社が出る「可能性高い」」)

 

また、新型コロナが収束するまでは、飲食店などでは席を1つずつ空けて営業しないとお客さんが入ってきにくくなります。それで経営が持つ飲食店はほとんどないでしょうから、多くの飲食店が閉店し、ビルのテナントも空室だらけになる可能性が高いです。

そうすると、ビルで契約している火災保険も解約されますので、事業者向けの保険収入はかなり減少していくことが予想されます。

 

4、まとめ

というわけで、損保ジャパンの採用状況と将来性をまとめると、

  • 長期契約が基本の業種のため、経営が安定しており、ここ数年でも希望退職もなく安心感が強い
  • ただし、国内のマーケットはほぼ頭打ちのため、海外企業の買収を通じて、グループ全体の売り上げを伸ばす戦略をとっている
  • 今後は、自動運転による自動車保険市場の大変動や、新型コロナの長期化による倒産の続出によって、国内マーケットのさらなる縮小が避けられないため、新商品の開発や、海外マーケットで戦える社員が求められるようになる

と言えるでしょう。

 

【就活】3年生の12月時点で、準備できることは?

2022年卒生への大企業の採用スケジュールは、

  • 3月1日採用情報の解禁
  • 6月1日選考開始

と今年と変わらない予定です。

 

そのため、12月の現時点で準備できることといえば、

  1. インターンシップへの参加
  2. OB・OG訪問
  3. 業界研究・企業研究での絞り込み
  4. エントリーシートの作成

あたりでしょう。そこで、注意すべき点についてまとめました。

 

(1)インターンシップについて

インターンシップは、企業によって夏にやっていたり、秋冬にやったりとマチマチです。

また、企業のHPで募集しているところもあれば、マイナビやリクナビで登録するところもあるので、どちらもチェックしておきましょう。

 

(2)OB・OG訪問について

ここ数年、「OB・OGの立場を利用して、就活生にセクハラをする」という事件を頻繁に目にするようになりました。

このような不祥事が起こると、例え一流企業であっても、企業イメージがかなり悪くなるため、かなり気を遣うようになっています。

 

そのため、「OB・OG訪問をしなければ、内定がもらえない」という会社は、ほとんどありません。

(気になる方は、「みん就」で内定者のコメントを見てみれば、OB・OG訪問なしで内定をもらっている人がかなりの割合でいることを確認できます。)

 

もちろん、その会社の雰囲気や仕事内容などのアドバイスは参考になりますし、社会人の方と話をすること自体が、1つの経験となりますから、決して無駄にはなりませんが、絶対にやらなければいけないというものではありません。

ちなみに、OB・OG訪問は、「大学の就職支援センター」で予約できますので、そちらでチェックしてみてください。

 

(3)業界研究・企業研究

この記事では、企業のHPや決算発表資料、就職四季報などから情報を整理していますが、職場の雰囲気や企業カルチャーは、実際に働いたことのない人でなければ分かりません。

入社すれば長く働く場所になるわけですから、事前にその辺りの情報もチェックしておくべきでしょう。

 

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(4)エントリーシートの作成

エントリーシートを作成するにあたり、押さえておきたいのは、

  • 学生時代に頑張ったことは何か?(いわゆる「ガクチカ」ですね)
  • 志望動機(なぜ、当社を志望するのか?)

の2点です。

 

特に厄介なのが、志望動機です。

志望動機は、例えば楽天が運営している「みん就」を利用すれば、企業ごとに内定をもらった人の志望動機をチェックすることができます。

 

ソニーの志望動機は、みん就に1,000件以上投稿されている

志望動機

 

と言うことは、逆を言えば、それを見れば、全員がそれっぽいことを書けるわけです。

しかし、採用側では、そんな中から優秀な人材を探して採用しなければなりません。ではどうするのか?

 

当然ですが、その志望動機について、「なぜ、そう思ったのですか?」「それは、当社である必要があるのですか?」と深く突っ込んで質問をしてくるわけです。

昔のわたしは、ここでつまづいて、たくさん落とされました。最終的には、気合と根性の証券会社に落ち着いたわけですが(笑)

 

そのため、志望動機の根拠をきちんと説明できるレベルまで、「自己分析」が十分にできていないと、面接の時に採用担当を納得させられないのです。

 

なぜなら、「自分がどんなことにやる気を出せる人間なのか?」と「その企業のやっているビジネスのどんな点に、やる気を感じるのか?」がきちんと結びついていないと、採用側が「こいつなら当社で頑張ってくれるだろう」と思ってくれないからです。

 

自己分析をするならコレが鉄板

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30年近く運営されている就活塾に「我究館」があります。

これまで9,200人以上の就活生を商社や保険、マスコミ、国家公務員などの、いわゆる一流企業の内定へと導いてきた実績のある就活塾です。

この「我究館」で得られた経験を書籍にしたものが、就活生のバイブルとなっている「絶対内定2022」です。

 

この本は500ページ以上のボリュームなのですが、就活についてのノウハウ本の域ではなく、徹底的に自己分析を掘り下げられるような内容になっています。

具体的には、

  • 自分の夢とは何なのか?
  • 「働くこと」とは何か?
  • 「就職する」とは、どういうことなのか?
  • 本気で就職活動に取り組むとはどういうことなのか?
  • できる人とはどんな人か?
  • 会社でやりたいことは本当にできるのか?

このような、面接官から質問されたらドキッとするようなことを徹底的に深掘りして、具体的な行動にまで落とし込めるように書かれているのです。

 

自己分析は、時間的に余裕のある今のうちにしておいた方がいいです。もし、本気で内定を取りたいと思っているのであれば、1度目を通しておくことをオススメします。

 

 

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5〜10分程度のプロフィール入力で、上記のような「自分の強みや弱み」を点数化してくれますから、自分の性格の特徴や傾向に気づく参考になります。

 

また、ここで入力されたプロフィールによって、興味のある企業があなたに面接のオファーをくれることもあります。

エントリーシートを書く手間も省けますし、大企業から中小企業まで、幅広く登録していますので、これがきっかけで興味を持てる業界や企業が出てくる可能性だってありますよね。

 

なお、こういうサービスは、大手企業の採用活動が始まる前がチャンスです。逆に6月を過ぎると、内定をもらえずに焦って登録する人が増えるので、中小企業であっても競争率が高くなります。

(当サイトでも、今年の6〜7月が1番登録件数が多かったです)

 

自己分析もできますし、面接の練習にもなります。また、とりあえず滑り止めの内定をもらえれば、精神的にも楽になるので、本命の会社面接でも緊張せずに済むでしょう。

無料で登録できますので、1度試してみてはいかがでしょうか。

 

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転職を検討するなら

新型コロナの影響もあって、IT業界や小売、金融などの数少ない好調な業界に対して、売り上げが大きく減少している業界の方が多い状況です。

例えば、「プログラミングスクール 転職」といったキーワードでyoutubeで検索すると、かなり厳しい内容の動画がたくさん出てきます。

この方の動画が、13万回以上とかなり再生回数も多く、とても現実的な話をしてくれています↓

 

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YouTube でお気に入りの動画や音楽を楽しみ、オリジナルのコンテンツをアップロードして友だちや家族、世界中の人たちと共有しましょう。

 

好調だと思われているIT業界でもこれですから、転職については、かなり慎重に考えた方がいいでしょう。

ですが、今まさに厳しい業界で働いていたり、メンタル的にきつい会社で勤めているなど、転職を考えたい人もいますよね。

そんな方のために、現実的な選択肢をご紹介します。

 

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しかし、そのような抽象化の作業は、自分だけでするのはかなり難しいものです。そのため、転職エージェントへの相談を通じて、アドバイスをもらうのは1つの方法ですね。

 

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