三井住友海上火災保険の新卒・転職者の採用状況|事業内容と将来性について

損保

(画像出典:wikimedia commons, 663ハイランド,東京住友ツインビルディング)

 

日本の新卒採用は、特に大企業がそうなのですが、「何を学んできたか?」よりも「学歴(どの大学に合格したか?」で判断されるのが現実です。

だからこそ、特に文系は修士・博士に上がるほど内定率が下がるんですね。

 

大企業である三井住友海上火災保険(以下「三井住友海上」)への就活や転職を考えているあなたも、

  • 安定していて定年まで働ける
  • 残業代がしっかりついて、給料も高くて安定している
  • 福利厚生も魅力的なホワイト企業

といった期待があるからではないでしょうか?

 

実はわたしも20年ほど前に同じような気持ちで就活をして、たくさんの大企業に落とされ、「やる気」重視の証券業界で12年間働いてきました。(笑)

最初の5年は営業で心をすり減らし、その後は本社の企画部門に回され、ほぼ全ての本社の部署と関わりながら仕事をしました。

 

なので、いわゆる「日本の古い体質の大企業」の内情は知り尽くしていますし、元証券マンなので、「その会社の将来性はどうなのか?」「株を買ったら儲かりそうか?」という視点で、あらゆる業界や会社を調べて、投資勧誘をしてきました。

 

そんな経験を生かして、この記事では、

  1. 採用状況はどうなのか?
  2. どんな事業をしているのか?どういう仕事をするのか?
  3. 10年後はどんなことが待っているのか?

の3点について解説します。

 

ちなみに、なんでこんな記事を書いているかというと、うちの子供が「いい大学に入って、いい会社に就職したい」と言い始めているからです。中2ってそんな年頃なんですかねぇ。

わたしも一応、東証1部の上場企業で働いていましたが、決して「大企業だからいい」とも言えないし、最近は不祥事やブラックな業界・会社も結構ありますから、「しっかりと調べた上でないとアドバイスができないな。」と感じているんですね。

 

まあ、まだ時間はあるわけですが、今のうちに「これからの日本で就職すること」「働くということ」について親としてきちんと整理しておきたいと思ったわけです。

なので、そういう目的でこの記事を書いています。あなたにも参考になると思います。

 

1、三井住友海上の採用状況

(1)新卒採用

三井住友海上の過去の採用実績は以下の通りです。

 

16年入社 17年 18年 19年 20年
男性(大卒・修士) 146 183 154 138
女性(大卒・修士) 388 458 365 308
合計 534 641 519 446 440

(参考:就職四季報 2014〜2019年)

 

採用は全国勤務のある総合職とエリア限定の一般職とで分かれていますが、傾向的に男性が総合職、女性が一般職での採用が多いようです。

また、17年度入社の採用数が641名とかなり多かったですが、AIやRPAなどの事務の自動化技術が進んでいることもあるからか、採用数が減少傾向にあります。

 

(2)中途採用

三井住友海上の中途採用は、いわゆる総合職の募集はなく、専門職としての募集のみとなっています。

具体的には、インシュアランス・コンサルタント(独立の販売代理店)、スタッフ社員(契約の事務職)、アジャスター業務(損害調査業務)といった募集です。

 

なので、他の損保会社の総合職からの転職は、ちょっと難しいと言えますね。

(参考:三井住友海上 採用情報)

 

2、三井住友海上の事業の現状

三井住友海上は、持株会社体制(HD)にぶら下がっている会社の中の中核会社という位置付けとなっています。

それで、持株会社全体で2010年以降の売上高、営業利益の推移を見ると、2010年の3兆円台から5兆円台にまで売り上げ(経常収益)が増加、利益(経常利益)は2011年に赤字になって以降、1,000〜3,000億円台と安定しています。

 

MS&ADの収益と利益

(参考:MS&ADホールディングス 決算短信)

 

さらにを傘下の会社別に見ると、三井住友海上は全体の3分1程度の利益を上げていることがわかります。

国内の大手企業の多くは、日本市場だけでは成長が見込めないため、この数年海外の企業を買収することで売り上げを伸ばしてきました。

MS&ADも、あいおい損保と三井住友海上が合併した後は、海外企業の買収を通じて売り上げを拡大してきたわけですね。

 

MS&ADの会社別の利益構成

(参考:MS&ADホールディングス 決算資料)

 

3、三井住友海上の10年後はどうなる?将来性はあるのか?

三井住友海上は国内マーケットを相手にしているわけですが、日本の人口はすでに減少し始めているため、海外企業の買収を行う親会社(MA&ADホールディングス)と、国内市場での売り上げの維持を目指す子会社(三井住友海上火災保険)とでキャリアが大きく変わっていくでしょう。

 

生損保の業界は、企業や個人が存続する限り、一度契約すればずっと保険料収入が入ってくる商売ですから、かなり安定している業界ではあります。

ですが、これがずっと続くわけではありません。気になるポイントをいくつか挙げていきます。

 

1、自動運転になると自動車保険は?

現在の三井住友海上の売り上げに占める自動車保険の割合は、自賠責も含めると55%となっています。

 

三井住友海上のセグメント別売り上げ

(参考:MS&ADホールディングス 決算短信)

 

自動運転技術が進めば、事故に遭うリスクも減りますし、保険料の引き下げも起こるでしょう。現在でも走行距離に応じて保険料が安くなる仕組みがありますから、さらに引き下げが進むものと予想されます。

また、運転手が必要ないため、格安でタクシー会社を運営する企業も出てきます。

タクシー料金に占める人件費の割合は、5割以上と言われていますので、単純計算すれば半額程度でタクシーが利用できるようになるわけです。

 

ということは、

  • 自動車を保有する個人や世帯が減少するので、契約者数が減る
  • 事業者単位での契約となるため、保険料の値引き競争が起こる

といったことが起こる可能性があります。

 

自動車保険そのものはなくならないとは思いますが、その市場規模は、現在の状況から大きく変わってくるでしょう。

 

2、新型コロナの影響は?

今年の2月ごろから国内で本格化した新型コロナウイルス ですが、飲食店やホテル、観光業などを中心に大きく影響が出ました。

では、三井住友海上ではどうだったのかというと、その主な内容は、保有している株式や債券などの資産価格の下落によるもので、本業での影響は軽かったように見えます。

 

MS&ADのコロナの影響

(参考:MS&ADホールディングス 決算短信)

 

しかし、問題はこれからです。

新型コロナのワクチンは、最低でも1年〜1年半程度はかかると見られており、それまでに会社が持たない業界はいくらでも出てきます。

 

例えば、世界中の航空会社が破綻の危機にありますが、これらの会社が倒産すれば、航空保険収入にも大きく影響が出てくるでしょう。

(参考:ブルームバーグ「ボーイングCEO:年内に経営破綻する米航空会社が出る「可能性高い」」)

 

また、新型コロナが収束するまでは、飲食店などでは席を1つずつ空けて営業しないとお客さんが入ってきにくくなります。それで経営が持つ飲食店はほとんどないでしょうから、多くの飲食店が閉店し、ビルのテナントも空室だらけになる可能性が高いです。

そうすると、ビルで契約している火災保険も解約されますので、事業者向けの保険収入はかなり減少していくことが予想されます。

 

4、まとめ

というわけで、三井住友海上の採用状況と将来性をまとめると、

  • 長期契約が基本の業種のため、経営が安定しており、ここ数年でも希望退職もなく安心感が強い
  • ただし、国内のマーケットはほぼ頭打ちのため、海外企業の買収を通じて、グループ全体の売り上げを伸ばす戦略をとっている
  • 今後は、自動運転による自動車保険市場の大変動や、新型コロナの長期化による倒産の続出によって、国内マーケットのさらなる縮小が避けられないため、新商品の開発や、海外マーケットで戦える社員が求められるようになる

と言えるでしょう。

 

大企業は採用減。応募者は増加するので、競争は激化。

自分の何が悪いのか分からないまま、ふるい落とされるのは苦しいものです。

当時の私もそうでしたが、どこの企業からも選ばれない状況が続くと、「自分は社会から必要とされていないのではないか?」と落ち込んでしまい、なかなか抜け出せなくなります。

 

わたしはもう40過ぎのオッサンですが、東証1部上場企業で12年勤め、その後このようなメディアをいくつか運営して、嫁さん子供を養っています。

そんな20数年の経験から、分かったことがあります。

「自分の思い通りの人生を歩むためには、なるべく競争に巻き込まれてはいけない」ということです。上には上がいますからね。

 

特に就活では、自分よりもいい学歴、いい容姿、頭の回転の速さ、などを持っている人がいっぱいいます。そして、そんな人がたくさんの内定をもらってしまいます。

たった数ページのエントリーシートで、たった数分のやり取りで、採用を蹴られてしまうなんて、あまりに理不尽だと思いませんか?

 

しかし、今回の新型コロナによって、大手企業でも今後は採用数を絞ってくるのは確実ですし、学生の側も将来への不安から、大手企業への応募が増加します。

応募者数が増えれば、企業の人事担当の採用負担が増えます。

人事の方も人間ですので、あまりに大量のエントリーシートが届けば、まともに見てくれる時間的余裕もなくなります。

 

その結果、「学歴」のような分かりやすい条件で、ふるい落とされてしまう可能性が高くなるでしょう。そんな理不尽な就活が、これから数年間は続いてしまうと思います。

 

では、「学歴」以外で、なるべく「競争に巻き込まれない」で就活をするには、どうしたらいいのでしょうか?

オススメは「オファーボックス」です。

 

写真や動画も活用できるので、人事へのアピールがしやすいサービス

オファーボックス

 

こちらのサービス「オファーボックス」は、自分のプロフィールを登録することで、企業の方からオファーが届くというサービスです。

文章だけでなく、写真や動画もプロフィール欄に投稿できるので、出身大学などの肩書で判断されることなく、あなたに興味を持ってくれた企業から直接オファーをもらうことができます。

 

オファーボックスの仕組み

 

参加企業数も7,000社を超えており、大企業だけでなく、コロナ禍でも好調な中小企業もこちらで採用活動を行っています。

また、採用担当者はあなたのプロフィールをきちんと見た上で面接機会をくれます。

そのため、「自分の何が企業にとって魅力的に映ったのか?」を知るきっかけにもなります。その気づきを生かして、人気企業へと面接に臨むことも可能になります。

 

なるべく競争をしないで、無駄な努力を省きたい方は、登録してみてはいかがでしょうか?

 

オファーボックスの詳細はこちら

 

転職会議を使えば、元社員の口コミが無料でチェックできる

転職会議

また、こちらの転職会議を使えば、勤務経験者の口コミをチェックできるので、気になる会社の雰囲気や、残業代、有給休暇が取れるかなどの実態を調べることができます。

無料で使えますので、チェックしておいて損はないでしょう。

 

転職会議の詳細はこちら

 

本当にその会社に入社したいのか?

今年〜来年の就活は、新型コロナの影響もあってかなり厳しいと言われていますし、なるべく安定した大手企業の内定が欲しいという人も多いでしょう。

その結果、大手企業への申し込みが何千〜何万人と集中することが予想されます。似たようなエントリーシート、志望動機では、人事の目に留まる可能性が昨年以上に厳しくなってくるはずです。

 

そうすると、どうすれば希望する会社から内定がもらえるのか?

 

採用する側としても、会社に価値を提供してくれそうな人間を採用したいわけですから、

  • あなたは何をしたいのか?
  • どんな価値観を持っているのか?何を大事だと思っているのか?
  • どんなことに夢中になって取り組める人間なのか?

といった、人間的な要素を問われることになるはずです。

 

UTSUさんの「人生の目的論」は1度読む価値あり

そんなことを考えたことがない、という人は、就活生向けにYoutubeで情報発信をしているUTSUさんという方が書かれている「人生の目的論」を1度読んでみることをお勧めします。

 

 

UTSUさんは、企業向けのソフトウェアで最大手のSAPジャパンで人事のトップをしていた方で、26歳の時に年収1億を超えるほど稼いでいた元スーパーサラリーマンです。

Youtube上でも3年以上、就活生向けに情報を発信しており、登録者が約20万人、20卒の学生へのアドバイスを通じて、多くの就活生を一流企業や志望企業の内定へと導いてきた方です。

 

この「人生の目的論」では、

  • 自分の人生の目的は何か?
  • その目的に、入社したい会社はどう役に立つのか?

といったことが明確になる方法を解説しています。

 

面接では必ず「あなたは当社で何をしたいのですか?」という質問が出てきますし、そのやり取りの中であなたの価値観は測られます。

なので、自分自身をきちんと表現するための、理論武装を行う上でとても参考になると思います。

 

しかも、この「人生の目的論」で内定をもらった方々の「①内定企業」と「②その方の人生の目的」も合わせて掲載されています(なんと三万字分もあります)。

これを見るだけでも、入社したい会社、業界に受かった人が、どんな目的意識を持って就活に臨んでいたのかを知ることができますので、就活を考える上でもかなり参考になるのではないでしょうか?

 

なお、電子書籍で買うと1,000円しますが、Kindle Unlimited(アマゾンの書籍の読み放題のサービス)で申し込めば、①初月無料か、②2ヶ月で198円のコースを選べて、いつでも解約できますので、ほとんど費用をかけずに読むことができます。

もし、就活で悩んでいるのであれば、1度目を通してみてはいかがでしょうか?

 

 

 

コメント