十六銀行の新卒・転職者の採用状況|事業内容と将来性について

十六銀行 地方銀行

(参考:wikimedia commons ,翠光亭 ,十六銀行刈谷支店)

(本ページはプロモーションが含まれています。該当するサービスには、【PR】と表記しております)

 

この記事では、十六銀行に就職・転職をしたい人に必要な、

  1. 採用状況
  2. 業績と事業内容
  3. 今後どうなるのか?

の3点について解説していきます。

 

1、十六銀行の採用状況

(1)新卒採用

十六銀行の新卒の採用実績は以下の通りです。

 

2016 2017 2018 2019 2020
男性 47 37 35 26 35
女性 44 41 42 28 35
合計 91 78 77 54 70
3年後離職率 13.0% 7.2% 9.2% 8.1% 22.0%

(参考:就職四季報 2017〜2021)

 

2016年度入社では91名の採用を行っていましたが、その後は60〜70名程度で横ばいとなっていました。

今年は新型コロナの影響もあるので、もっと減っている可能性もあります。

 

主な採用実績校

南山大 名古屋大 滋賀大 立命館大
愛知大 中京大 慶大 明治大
名古屋市大 岐阜大 同志社大 法政大
青学大

ほか、計31校

(参考:就職四季報21年度版)

 

国公立、私立の名門校だけでなく、幅広い大学からの採用を行なっているようです。

 

インターンシップ

また、十六銀行ではインターンシップ制度を導入しています。

 

十六銀行の採用ページはこちら

 

ただし、コロナの影響もあって、WEBでの開催にしたり、人数を絞っての開催をしている企業の方が多いようです。

そのため、「インターンシップ不参加=採用可能性がない」というわけではないので、積極的に本採用への応募をすべきでしょう。

 

リクルートキャリアは「多くの企業が、インターンシップ選考に落ちた学生が本選考を受けてくれないという悩みを持っています。

夏時点から本選考の春までに学生が成長することを企業の人事もわかっているので、夏のインターンシップに落ちたからと言って、本選考を受けるのをあきらめないでほしい」と話しています。

(NHK「競争激化した?どうなるインターンシップ」)

 

(2)中途採用

2020年9月現在、十六銀行ではキャリア採用は行っていませんでした。気になる方は、マメに中途採用情報をチェックした方がいいかもしれません。

 

十六銀行の中途採用ページはこちら

 

途中ですが、この記事の説明を。

どうも、このサイト「10年後の仕事.com」を運営しているゴトウです。

ここからは、「あなたの(気になっている)会社がこれからどうなるのか?」を予測することができるように、必要な情報を順番にご紹介します。

 

すごく不思議に思うんですが、就活や転職は「絶対に失敗したくない」と誰もが思っているはずなのに、個別の企業について、すごく大雑把な情報しかないと思いませんか?

 

特に今年は新型コロナの影響もあって、世界中の経済活動がかなり落ち込んでいます。

今まで大丈夫だと思われていた業界(例えば航空業界、自動車産業など)でも、こんな状況があと数年続けば、確実に潰れるところが出てきそうな状況なのです。

 

だから、それぞれの業界・企業が、「今どのような状況にあるのか?」「本当に大丈夫なのか?」といったことが、なかなか分かりにくいですし、

「とりあえず名の通った大企業に入ればいいや」と思ってしまう人って、けっこういると思うんですよ。(まあ、20年前のわたしがそうだったんですけどね、、、)

 

それはちょっと残念すぎると思うんです。

就活や転職は、あなたの人生の中でも1〜2番目に来るような大きな決断なわけですから、その後の人生の「自由度」や「やりがい」にもつながってきますからね。

 

なので、そんな人の参考になればと、こんな記事を作っています。

ちなみにわたしの前職は証券会社で、お客さんに国内企業の株式を勧誘していたこともあって、新人の頃から日経新聞を読み続け、証券会社のレポートや会社の決算情報に目を通していました。

なので、いろいろな業界について、広く浅〜く興味を持っています。

 

ただ、このような情報はどちらかと言うと、投資家目線のものなので、実際にこれから働く人にとって関係のある情報とはちょっと違います。

なので、今回の記事を書くにあたり、いろいろと本を漁って調べてみました。

 

銀行関連の書籍

そうしたら、とてもヤバイことに気づきました。

この記事では、その辺りのことも踏まえて書いています。

 

とは言っても、それほど難しいことは書いていないので、気楽に目を通してみてください。

それでは参りましょう。

 

 

2、十六銀行の事業の現状

(1)十六銀行の株価の動き

十六銀行は東証1部に上場しています。

2013年から始まったアベノミクス以降、日本の多くの大企業で業績が回復し、株価が大きく上昇してきました。

ところが、十六銀行は、日経平均が2013年1月〜2020年10月までに129.1%上昇したのに対して、逆に下がってマイナス35.3%となっていました。

 

十六銀行の株価

(データ出所:yahoo finance)

 

また、コロナショック前後を見てみても、日経平均がコロナ前の水準を超えてきたのに対して、十六銀行はそこまで戻り切れていません。

この7年間で、一体に何があったのでしょうか?

 

(2)十六銀行の売り上げと利益

そこでまずは、十六銀行の売上(コア業務粗利益)と利益(経常利益)を見てみましょう。

 

十六銀行の売上と利益

(参考:十六銀行 決算短信)

 

多少の前後はありますが、本業での売上・利益は、2016年度を底に回復傾向にあります。

 

(2)貸出金額は増えているが、貸出金利が低下

現在、地銀の売上・利益が減少傾向にある最も大きな理由は、貸出金利の低下です。

銀行の主な収入源は、企業や個人に対する貸し出し(による金利収入)です。

 

この6年間で十六銀行の貸出残高は、約5,000億円増えました。ところが、企業や個人に貸し出す時の金利が、1.28%→0.90%と、0.38%も下がっているのです。

 

例えるなら、それまで128万円で売れていた商品が、90万円まで値下がりしてしまったようなものです。そのため、貸し出しは増えているものの、利益が増えにくくなっているんですね。

 

十六銀行の貸出残高

(参考:十六銀行 決算短信)

 

日銀の異次元緩和で金利が低下

では、なぜ貸出金利が下がったのかと言うと、日銀による異次元緩和政策による影響です。日銀がお金をバンバン刷って、国債を買い続けたため、金利がどんどん低下してしまったんです。

 

10年国債とフラット35の金利

(参考:財務省 国債金利情報ARUHI フラット35

 

この金利の低下によって、住宅ローン金利が下がり、家を建てようという人や、観光客目当てのホテル建設などが増えました。

十六銀行の業種別の貸出残高を見てみると、この6年間で総貸し出し残高が5,000億円増えたのに対して、不動産業と住宅ローンで約4,900億円の増加と、不動産関連の増加でほぼ説明がつくような状況です。

名古屋圏では、トヨタなどの自動車産業は堅調でしたので、岐阜県内からの通勤需要から住宅ローンを組む人が増えたと考えられます。

 

十六銀行の業種別の貸出残高(億円)

①2015年3月 ②2020年3月 増加額(②ー①)
製造業 6,590 6,432 -158
卸売・小売業 3,659 3,016 -643
不動産業 4,931 5,495 564
住宅ローン 13,071 18,639 4,312
総貸出残高 38,657 43,768 5,111
うち中小企業等貸出金 28,029 33,097 5,068

(参考:十六銀行 決算短信)

 

このような動きは、全国的に起こっていることですが、特に十六銀行は極端ですね。

その理由は、岐阜県内の産業の空洞化が進んでいるからでしょう。

岐阜県は繊維が盛んな地域ですが、中国や東南アジアなどに工場が移っていくことで、工場やお店の倒産・廃業がどんどん進んでいるものと思われます。

 

このように、十六銀行の業績は決して悪いわけではありませんが、「今後の成長が見込めない」という評価を株式市場から受けているわけですね。

 

3、十六銀行の10年後はどうなる?将来性はあるのか?

現在の低金利では儲かりにくくなっているものの、これ以上金利が下がることもないため、売上がどんどん減少するということは、当面の間なさそうですが、10年後という中長期で見た場合に、将来性があると言えるでしょうか?

予想されるシナリオについて考えていきます。

 

(1)新型コロナの影響は?

2020年の3月から本格化し、幅広い業界の売上に大きな影響を与えている新型コロナですが、地銀にはどのような影響が出ているのでしょうか?

11月26日現在、ほとんど地方銀行の中間決算が出ていますが、6割以上が減益または赤字である一方で、4割弱の地銀が逆に増益となっていました。

(参考:NHK「全国の地方銀行の中間決算 6割余が減益や赤字 コロナも影響」)

 

ここまでご紹介してきた通り、地銀は低金利によって、ここ数年は売上・利益ともに横ばい、減少傾向にありました。

そのため、この中間期は他の業種に比べて、大きく影響を受けていないように見えます。

 

しかし、銀行が影響を受けるのは、企業の倒産が増える、もっと後なのです。貸していたお金が返って来なくなったところで、損失を計上するわけですからね。

そして、この倒産は、来年以降に増えると予想されています。

現在は国が保証すると言うことで、苦しい企業にもお金を貸せていますが、いつまでもこのような状況が続けば、これ以上借金を増やしても、返済できないと諦める企業が増えるからです。

 

そのため、政府は地銀の統合支援に動き出しました。統合にはシステム費用がかかりますが、その費用を政府が一部肩代わりすると言うのです。

(参考:日経新聞「政府、地銀再編へ補助金 システム統合支援 来年に法改正」)

 

しかし、銀行の統合だけでは、システム費用しか浮きませんので、あまり効果がありません。そのため、この支援とセットで、本部コストの削減に乗り出さざるを得なくなります。

つまり、40〜50代のリストラが始まるのです。

 

これから入る方は、給料が高く、社内失業をしている中高年の方と仕事をしなくて済むかもしれません、定年まで働ける職場ではなくなるでしょうね。

 

(2)フィンテックの影響は?

フィンテックとは、金融分野に新しいテクノロジーが導入される動きのことを指します。

具体的には、

  • スマホでの電子決済サービス(ペイペイなど)
  • 仮想通貨(フェイスブック・リブラなど)
  • クラウドファンディング(ネットで個人から資金を調達する方法)
  • トランザクションレンディング(アマゾンによる事業融資など)
  • PFM個人財産管理(マネーフォーワードなど)

などを指します。

 

ご覧いただくとわかりますが、これらの新サービスでは、ほぼ銀行が出てくることがありません。

むしろ、これまで銀行が提供できていなかった分野に、銀行以外のネット企業が参入していると言えます。

 

これらのサービスに共通することは、「銀行よりも便利」だという点です。

 

例えば、スマホで決済できれば、わざわざATMに行く手間も省けますし、クラウドファンディングを使えば、銀行審査の合否で事業を諦める必要もありません。

アマゾンで出店をしている企業であれば、それまでの取引実績を参考にしてもらえるので、簡単にお金を借りることもできます。

ネット銀行の方が住宅ローンの金利は低いわけですから、スマホでもっと審査が簡単になれば、銀行窓口で相談する人もどんどん減っていくでしょう。

 

そもそも、これから就職・転職しようとしているあなたも、これから住宅ローンや各種決済サービスで、銀行を積極的に利用しようとは思わなくないですか?

若い人の銀行離れは、どんどん進んでいくと思います。

 

そのため、大手銀行ではすでに人手がかかる営業店をどんどん閉じたり、事務部門のリストラを進めています。

  • 三菱UFJ銀行:9,500人分の業務量削減、25%の店舗削減
  • 三井住友銀行:4,000人分の業務量削減
  • みずほ銀行:19,000人の人員削減

 

この流れが、地方銀行に波及しないはずがありません。

おそらく、支店の総務や本社の間接部門の多くが、RPAと呼ばれる業務システムの導入によって人からロボットへと置き換わっていき、リストラや稼ぐ部門へと配属が変わるでしょう。

 

10年後には、企業や個人へ営業を行う人と、システムを運用する人、あとはごくわずかの企画部門という人員配置へと変わっていくでしょう。

 

 

4、まとめ

というわけで、ここまでの内容をまとめると、

  • フィンテックを活用した他業種からの参入と、日本の経済の縮小・マイナス金利によって、今後は地銀の収入源がどんどん奪われていく方向性にある
  • 生き残るためには、間接部門の合理化や、新規のIT投資が必要となるため、リストラと統合が進む可能性あり

と言えるでしょう。

 

【就活】3年生の12月時点で、準備できることは?

2022年卒生への大企業の採用スケジュールは、

  • 3月1日採用情報の解禁
  • 6月1日選考開始

と今年と変わらない予定です。

 

そのため、12月の現時点で準備できることといえば、

  1. インターンシップへの参加
  2. OB・OG訪問
  3. 業界研究・企業研究での絞り込み
  4. エントリーシートの作成

あたりでしょう。そこで、注意すべき点についてまとめました。

 

(1)インターンシップについて

インターンシップは、企業によって夏にやっていたり、秋冬にやったりとマチマチです。

また、企業のHPで募集しているところもあれば、マイナビやリクナビで登録するところもあるので、どちらもチェックしておきましょう。

 

(2)OB・OG訪問について

ここ数年、「OB・OGの立場を利用して、就活生にセクハラをする」という事件を頻繁に目にするようになりました。

このような不祥事が起こると、例え一流企業であっても、企業イメージがかなり悪くなるため、かなり気を遣うようになっています。

 

そのため、「OB・OG訪問をしなければ、内定がもらえない」という会社は、ほとんどありません。

(気になる方は、「みん就」で内定者のコメントを見てみれば、OB・OG訪問なしで内定をもらっている人がかなりの割合でいることを確認できます。)

 

もちろん、その会社の雰囲気や仕事内容などのアドバイスは参考になりますし、社会人の方と話をすること自体が、1つの経験となりますから、決して無駄にはなりませんが、絶対にやらなければいけないというものではありません。

ちなみに、OB・OG訪問は、「大学の就職支援センター」で予約できますので、そちらでチェックしてみてください。

 

(3)業界研究・企業研究

この記事では、企業のHPや決算発表資料、就職四季報などから情報を整理していますが、職場の雰囲気や企業カルチャーは、実際に働いたことのない人でなければ分かりません。

入社すれば長く働く場所になるわけですから、事前にその辺りの情報もチェックしておくべきでしょう。

 

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(4)エントリーシートの作成

エントリーシートを作成するにあたり、押さえておきたいのは、

  • 学生時代に頑張ったことは何か?(いわゆる「ガクチカ」ですね)
  • 志望動機(なぜ、当社を志望するのか?)

の2点です。

 

特に厄介なのが、志望動機です。

志望動機は、例えば楽天が運営している「みん就」を利用すれば、企業ごとに内定をもらった人の志望動機をチェックすることができます。

 

ソニーの志望動機は、みん就に1,000件以上投稿されている

志望動機

 

と言うことは、逆を言えば、それを見れば、全員がそれっぽいことを書けるわけです。

しかし、採用側では、そんな中から優秀な人材を探して採用しなければなりません。ではどうするのか?

 

当然ですが、その志望動機について、「なぜ、そう思ったのですか?」「それは、当社である必要があるのですか?」と深く突っ込んで質問をしてくるわけです。

昔のわたしは、ここでつまづいて、たくさん落とされました。最終的には、気合と根性の証券会社に落ち着いたわけですが(笑)

 

そのため、志望動機の根拠をきちんと説明できるレベルまで、「自己分析」が十分にできていないと、面接の時に採用担当を納得させられないのです。

 

なぜなら、「自分がどんなことにやる気を出せる人間なのか?」と「その企業のやっているビジネスのどんな点に、やる気を感じるのか?」がきちんと結びついていないと、採用側が「こいつなら当社で頑張ってくれるだろう」と思ってくれないからです。

 

自己分析をするならコレが鉄板

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30年近く運営されている就活塾に「我究館」があります。

これまで9,200人以上の就活生を商社や保険、マスコミ、国家公務員などの、いわゆる一流企業の内定へと導いてきた実績のある就活塾です。

この「我究館」で得られた経験を書籍にしたものが、就活生のバイブルとなっている「絶対内定2022」です。

 

この本は500ページ以上のボリュームなのですが、就活についてのノウハウ本の域ではなく、徹底的に自己分析を掘り下げられるような内容になっています。

具体的には、

  • 自分の夢とは何なのか?
  • 「働くこと」とは何か?
  • 「就職する」とは、どういうことなのか?
  • 本気で就職活動に取り組むとはどういうことなのか?
  • できる人とはどんな人か?
  • 会社でやりたいことは本当にできるのか?

このような、面接官から質問されたらドキッとするようなことを徹底的に深掘りして、具体的な行動にまで落とし込めるように書かれているのです。

 

自己分析は、時間的に余裕のある今のうちにしておいた方がいいです。もし、本気で内定を取りたいと思っているのであれば、1度目を通しておくことをオススメします。

 

 

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5〜10分程度のプロフィール入力で、上記のような「自分の強みや弱み」を点数化してくれますから、自分の性格の特徴や傾向に気づく参考になります。

 

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なお、こういうサービスは、大手企業の採用活動が始まる前がチャンスです。逆に6月を過ぎると、内定をもらえずに焦って登録する人が増えるので、中小企業であっても競争率が高くなります。

(当サイトでも、今年の6〜7月が1番登録件数が多かったです)

 

自己分析もできますし、面接の練習にもなります。また、とりあえず滑り止めの内定をもらえれば、精神的にも楽になるので、本命の会社面接でも緊張せずに済むでしょう。

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新型コロナの影響もあって、IT業界や小売、金融などの数少ない好調な業界に対して、売り上げが大きく減少している業界の方が多い状況です。

例えば、「プログラミングスクール 転職」といったキーワードでyoutubeで検索すると、かなり厳しい内容の動画がたくさん出てきます。

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好調だと思われているIT業界でもこれですから、転職については、かなり慎重に考えた方がいいでしょう。

ですが、今まさに厳しい業界で働いていたり、メンタル的にきつい会社で勤めているなど、転職を考えたい人もいますよね。

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