りそな銀行の新卒・転職者の採用状況|事業内容と将来性について

りそな銀行 都銀

(参考:wikimedia commons スイコテイ, りそな銀行あきる野店(あきる野市秋川))

(本ページはプロモーションが含まれています。該当するサービスには、【PR】と表記しております)

 

この記事では、りそな銀行に就職・転職をしたい人に必要な、

  1. 採用状況
  2. 業績と事業内容
  3. 今後どうなるのか?

の3点について解説していきます。

 

1、りそな銀行の採用状況

(1)新卒採用

りそな銀行では、ここ4年ぐらいの流れを見ると、徐々に採用を絞り込んでいることがわかります。

 

2018 2019 2020 2021入社
採用数 575 565 565 436
3年後離職率 13.1% 16.6% 16.3% 21.6%

(参考:就職四季報 *amazonに飛びます)

 

なお、りそな銀行の離職率は、入社3年後までで15〜20%で推移しています。大手銀行で開示している三菱UFJ銀行が7〜8%、もう少し規模の小さい地銀では2〜3割のところが多いのを考えると、ちょうど中間的な位置にあるようです。

仕事内容が多岐にわたることや、福利厚生や給与がそこそこ高いことが、離職率の低さにつながっているのかもしれません。

 

インターンシップ

また、りそな銀行ではインターンシップ制度を導入しています。

夏だけでなく、秋冬でも実施しているので、興味のある方はエントリーしておくのがオススメです。

 

りそな銀行のインターンシップはこちら

 

(2)中途採用

りそな銀行では、中途採用も行っています。

りそな社員からの紹介によるリファラー採用、退職者の再雇用のアルムナイ採用、通常の中途採用と、大きく3つに分かれています。

 

りそな銀行の中途採用ページはこちら

 

 

 

 

2、りそな銀行の事業の現状

(1)りそなHDの株価の動き

りそなホールディングス(以下「りそなHD」)は、りそな銀行の親会社で、東証1部に上場しています。

2013年から始まったアベノミクス以降、日本の多くの大企業で業績が回復し、株価が大きく上昇してきました。

ところが、りそなHDは、日経平均が2013年1月〜2020年10月までに2.3倍に上昇したのに対して、マイナス5.6%とむしろ下げていました。

 

りそなHDの株価

(データ出所:yahoo finance)

 

また、コロナショック前後を見てみても、日経平均がコロナ前の水準を超えてきたのに対して、りそなHDはそこまで戻り切れていません。

この7年間で、一体に何があったのでしょうか?

 

(2)りそな銀行の売り上げと利益

りそな銀行は、グループの中核会社ですので、まずはりそな銀行(単体)の本業の売上(業務粗利益)と利益(業務純益)を見てみましょう。

 

りそな銀行の売上

(参考:りそなHD 決算短信)

 

コロナ前までは、アベノミクスで大企業を中心に業績が好調だったというイメージがあると思いますが、銀行業界に限って言えば、このように売上・利益ともに横ばい、または減少傾向のところが多い状況です。

 

(3)貸出金額は増えているが、貸出金利が低下

現在、都銀の売上・利益が減少傾向にある最も大きな理由は、貸出金利の低下です。

銀行の主な収入源は、企業や個人に対する貸し出し(による金利収入)です。

 

この6年間でりそな銀行の貸出残高は、1.6兆円増えました。

ところが、企業や個人に貸し出す時の金利(国内)が、1.34%→0.91%と、0.43%も下がっているのです。

 

例えるなら、それまで134万円で売れていた商品が、91万円まで値下がりしてしまったようなものです。そのため、貸し出しは増えているものの、売り上げが減少しているんですね。

 

りそな銀行の貸出残高

(参考:りそなHD 決算短信)

 

日銀の異次元緩和で金利が低下

では、なぜ貸出金利が下がったのかと言うと、日銀による異次元緩和政策による影響です。日銀がお金をバンバン刷って、国債を買い続けたため、金利がどんどん低下してしまったんです。

 

10年国債とフラット35の金利

(参考:財務省 国債金利情報ARUHI フラット35

 

通常、金利が下がると、企業は事業へ投資しやすくなりますし、個人も家を住宅ローンで購入しやすくなります。そのため、貸し出しは増えています。

では、今回の金利低下で、どのような業種で貸し出しが増えたのでしょうか?

 

りそな銀行の業種別の貸出残高(億円)

①2015年3月 ②2020年3月 増加額(②ー①)
製造業 20,611 21,187 576
不動産業 43,819 52,285 8,466
住宅ローン 57,546 62,590 5,044
総貸出残高 184,129 200,206 16,077

(参考:りそなHD 決算短信)

 

なんと「不動産業」と「住宅ローン」で1.3兆円以上、実に全体の増加額の8割以上を占めていたのです。

逆を言うと、今年起こった新型コロナによって、不動産関連の融資は今後焦げ付くことになりそうですから、けっこうなリスクを背負ったとも言えます。

 

このような状況を受けて、コロナ後の株価上昇にうまく乗り切れていないのではないでしょうか。

 

3、りそな銀行の10年後はどうなる?将来性はあるのか?

現在の低金利では儲かりにくくなっているものの、これ以上金利が下がることもないため、売上がどんどん減少するということは、当面の間なさそうですが、10年後という中長期で見た場合に、将来性があると言えるでしょうか?

予想されるシナリオについて考えていきます。

 

(1)新型コロナの影響は?

今年の3月から本格化し、幅広い業界の売上に大きな影響を与えている新型コロナですが、都銀にはどのような影響が出ているのでしょうか?

今年4〜9月の中間決算を見てみると、りそな銀行単体の売り上げ(業務粗利益)は前年同期比で増加、利益(業務純益)は若干の現象と、それほど影響を受けていないように見えます。

 

①2020年 ②2019年 ①ー②
業務粗利益(売上) 1671 1771 -100
業務純益(利益) 627 672 -46
臨時損益 -149 12 -161

(参考:りそなHD 決算短信)

 

しかし、銀行で怖いのは、保有資産の下落や、不良債権の増加です。

臨時損益が大きくマイナスとなっているのは、これらの資産価値が下落したことにより起こったものです。

 

今回の新型コロナの感染拡大によって、観光やホテル、JRや航空業会など、幅広い業界で売り上げの減少、赤字転落、株価の暴落に見舞われています。

 

今は政府保証によって、企業への融資がされていますが、いつまでも国が給料の肩代わりをすることはできないため、いずれ倒産する大企業も出てきます。

そうなると、貸している銀行はお金を回収できませんので、赤字を計上せざるを得ません。

つまり、新型コロナが長期化し、国が企業を支えきれなくなった時には、りそな銀行にも大きな影響が出てくる可能性があるわけです。

 

(2)フィンテックの影響は?

フィンテックとは、金融分野に新しいテクノロジーが導入される動きのことを指します。

具体的には、

  • スマホでの電子決済サービス(ペイペイなど)
  • 仮想通貨(フェイスブック・リブラなど)
  • クラウドファンディング(ネットで個人から資金を調達する方法)
  • トランザクションレンディング(アマゾンによる事業融資など)
  • PFM個人財産管理(マネーフォーワードなど)

などを指します。

 

ご覧いただくとわかりますが、これらの新サービスでは、ほぼ銀行が出てくることがありません。

むしろ、これまで銀行が提供できていなかった分野に、銀行以外のネット企業が参入していると言えます。

 

これらのサービスに共通することは、「銀行よりも便利」だという点です。

 

例えば、スマホで決済できれば、わざわざATMに行く手間も省けますし、クラウドファンディングを使えば、銀行審査の合否で事業を諦める必要もありません。

アマゾンで出店をしている企業であれば、それまでの取引実績を参考にしてもらえるので、簡単にお金を借りることもできます。

ネット銀行の方が住宅ローンの金利は低いわけですから、スマホでもっと審査が簡単になれば、銀行窓口で相談する人もどんどん減っていくでしょう。

 

そもそも、これから就職・転職しようとしているあなたも、これから住宅ローンや各種決済サービスで、銀行を積極的に利用しようとは思わなくないですか?

若い人の銀行離れは、どんどん進んでいくと思います。

 

そのため、大手銀行ではすでに人手がかかる営業店をどんどん閉じたり、事務部門のリストラを進めています。

  • 三菱UFJ銀行:9,500人分の業務量削減、25%の店舗削減
  • 三井住友銀行:4,000人分の業務量削減
  • みずほ銀行:19,000人の人員削減

 

ちなみに、りそな銀行は定年退職や採用の抑制で対応すると言うことで、令和5年までに3,100人の削減を目指すようです。

(参考:Sankei Biz「りそなHD、3100人減 令和5年3月までに」)

 

おそらく、支店の総務や本社の間接部門の多くが、RPAと呼ばれる業務システムの導入によって人からロボットへと置き換わっていき、リストラや稼ぐ部門へと配属が変わるでしょう。

 

そのため、10年後には、企業や個人へ営業を行う人と、システムを運用する人、あとはごくわずかの企画部門という人員配置へと変わっていくでしょう。

40歳を超えれば、ほとんどの社員がセカンドキャリアを考えるような会社へと変わっていくかもしれませんね。

 

4、まとめ

というわけで、ここまでの内容をまとめると、

  • 新型コロナが長期化し、企業倒産が増えてくると、不良債権が増えて銀行の赤字に直結する
  • フィンテックを活用した他業種からの参入と、日本の経済の縮小・マイナス金利によって、今後は地銀の収入源がどんどん奪われていく方向性にある
  • 生き残るためには、間接部門の合理化や、新規のIT投資が必要となるため、リストラと統合が進む可能性あり

と言えるでしょう。

 

【就活】3年生の12月時点で、準備できることは?

2022年卒生への大企業の採用スケジュールは、

  • 3月1日採用情報の解禁
  • 6月1日選考開始

と今年と変わらない予定です。

 

そのため、12月の現時点で準備できることといえば、

  1. インターンシップへの参加
  2. OB・OG訪問
  3. 業界研究・企業研究での絞り込み
  4. エントリーシートの作成

あたりでしょう。そこで、注意すべき点についてまとめました。

 

(1)インターンシップについて

インターンシップは、企業によって夏にやっていたり、秋冬にやったりとマチマチです。

また、企業のHPで募集しているところもあれば、マイナビやリクナビで登録するところもあるので、どちらもチェックしておきましょう。

 

(2)OB・OG訪問について

ここ数年、「OB・OGの立場を利用して、就活生にセクハラをする」という事件を頻繁に目にするようになりました。

このような不祥事が起こると、例え一流企業であっても、企業イメージがかなり悪くなるため、かなり気を遣うようになっています。

 

そのため、「OB・OG訪問をしなければ、内定がもらえない」という会社は、ほとんどありません。

(気になる方は、「みん就」で内定者のコメントを見てみれば、OB・OG訪問なしで内定をもらっている人がかなりの割合でいることを確認できます。)

 

もちろん、その会社の雰囲気や仕事内容などのアドバイスは参考になりますし、社会人の方と話をすること自体が、1つの経験となりますから、決して無駄にはなりませんが、絶対にやらなければいけないというものではありません。

ちなみに、OB・OG訪問は、「大学の就職支援センター」で予約できますので、そちらでチェックしてみてください。

 

(3)業界研究・企業研究

この記事では、企業のHPや決算発表資料、就職四季報などから情報を整理していますが、職場の雰囲気や企業カルチャーは、実際に働いたことのない人でなければ分かりません。

入社すれば長く働く場所になるわけですから、事前にその辺りの情報もチェックしておくべきでしょう。

 

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(4)エントリーシートの作成

エントリーシートを作成するにあたり、押さえておきたいのは、

  • 学生時代に頑張ったことは何か?(いわゆる「ガクチカ」ですね)
  • 志望動機(なぜ、当社を志望するのか?)

の2点です。

 

特に厄介なのが、志望動機です。

志望動機は、例えば楽天が運営している「みん就」を利用すれば、企業ごとに内定をもらった人の志望動機をチェックすることができます。

 

ソニーの志望動機は、みん就に1,000件以上投稿されている

志望動機

 

と言うことは、逆を言えば、それを見れば、全員がそれっぽいことを書けるわけです。

しかし、採用側では、そんな中から優秀な人材を探して採用しなければなりません。ではどうするのか?

 

当然ですが、その志望動機について、「なぜ、そう思ったのですか?」「それは、当社である必要があるのですか?」と深く突っ込んで質問をしてくるわけです。

昔のわたしは、ここでつまづいて、たくさん落とされました。最終的には、気合と根性の証券会社に落ち着いたわけですが(笑)

 

そのため、志望動機の根拠をきちんと説明できるレベルまで、「自己分析」が十分にできていないと、面接の時に採用担当を納得させられないのです。

 

なぜなら、「自分がどんなことにやる気を出せる人間なのか?」と「その企業のやっているビジネスのどんな点に、やる気を感じるのか?」がきちんと結びついていないと、採用側が「こいつなら当社で頑張ってくれるだろう」と思ってくれないからです。

 

自己分析をするならコレが鉄板

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30年近く運営されている就活塾に「我究館」があります。

これまで9,200人以上の就活生を商社や保険、マスコミ、国家公務員などの、いわゆる一流企業の内定へと導いてきた実績のある就活塾です。

この「我究館」で得られた経験を書籍にしたものが、就活生のバイブルとなっている「絶対内定2022」です。

 

この本は500ページ以上のボリュームなのですが、就活についてのノウハウ本の域ではなく、徹底的に自己分析を掘り下げられるような内容になっています。

具体的には、

  • 自分の夢とは何なのか?
  • 「働くこと」とは何か?
  • 「就職する」とは、どういうことなのか?
  • 本気で就職活動に取り組むとはどういうことなのか?
  • できる人とはどんな人か?
  • 会社でやりたいことは本当にできるのか?

このような、面接官から質問されたらドキッとするようなことを徹底的に深掘りして、具体的な行動にまで落とし込めるように書かれているのです。

 

自己分析は、時間的に余裕のある今のうちにしておいた方がいいです。もし、本気で内定を取りたいと思っているのであれば、1度目を通しておくことをオススメします。

 

 

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5〜10分程度のプロフィール入力で、上記のような「自分の強みや弱み」を点数化してくれますから、自分の性格の特徴や傾向に気づく参考になります。

 

また、ここで入力されたプロフィールによって、興味のある企業があなたに面接のオファーをくれることもあります。

エントリーシートを書く手間も省けますし、大企業から中小企業まで、幅広く登録していますので、これがきっかけで興味を持てる業界や企業が出てくる可能性だってありますよね。

 

なお、こういうサービスは、大手企業の採用活動が始まる前がチャンスです。逆に6月を過ぎると、内定をもらえずに焦って登録する人が増えるので、中小企業であっても競争率が高くなります。

(当サイトでも、今年の6〜7月が1番登録件数が多かったです)

 

自己分析もできますし、面接の練習にもなります。また、とりあえず滑り止めの内定をもらえれば、精神的にも楽になるので、本命の会社面接でも緊張せずに済むでしょう。

無料で登録できますので、1度試してみてはいかがでしょうか。

 

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転職を検討するなら

新型コロナの影響もあって、IT業界や小売、金融などの数少ない好調な業界に対して、売り上げが大きく減少している業界の方が多い状況です。

例えば、「プログラミングスクール 転職」といったキーワードでyoutubeで検索すると、かなり厳しい内容の動画がたくさん出てきます。

この方の動画が、13万回以上とかなり再生回数も多く、とても現実的な話をしてくれています↓

 

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